岡山師盛会では、定期的に学び合う場として「自主例会」を開催しております。

経営体験発表
地域と企業の発展を目指す交流の場
岡山師盛会は地域の経営者やビジネスリーダーが集う場であり、定期的に例会を開催しています。この例会は情報共有や意見交換、そして経営に関する学びを深める重要な機会として機能します。特に注目されるのが「経営体験発表」です。

・規模の大小や業種を問わず、会社と経営者の現状を確認し、成果や苦悩を呻吟することでソウルメイトと意見交換し、『心を高める経営を伸ばす』を実践し、更なる飛躍と、『利他経営』・『一燈照偶業』を目指すために行う。
・客観的に成果が分かる業績資料(売上、経常利益率、社員数、会社概要、etc)を開示する。
経営体験発表の重要性
例会の中で特に重要なコンテンツとして挙げられるのが「経営体験発表」です。このセッションでは、参加企業の代表者が自社の経営における成功体験や課題克服のプロセスを共有します。これにより、以下の効果が期待されます。
- 知識の共有: 他の参加者の経営経験を学ぶことで、自らの経営に役立つアイデアを得られる。
- ネットワークの構築: 発表を通じて、参加者間での信頼関係が深まり、今後の協力関係の土台が築かれる。
- 励ましと刺激: 他者の成功例や努力を知ることで、自己の取り組みに対するモチベーションが向上する。
未来への貢献
岡山師盛会の例会と経営体験発表は、単なる情報共有の場ではなく、地域全体の発展を促進する『一燈照偶業』の原動力として機能します。多様な業界からの参加者が集まることで、新たなビジネスの可能性やイノベーションの芽が見出される場となるでしょう。これらの活動を通じて、岡山師盛会は地域社会への貢献をさらに深め、次世代の企業やリーダーを育成するプラットフォームとして進化し続けます。
経営問答勉強会
経営者自らの思想・価値観・判断基準を深める
岡山師盛会の例会の一つが経営問答です。経営問答とは、経営に関する課題や疑問に対して、経営者同士が、問いかけと応答の形式で議論・対話を行うスタイルを指します。経営問答は、自分自身に「なぜそれをするのか」「この判断は正しいか」と問いかけることで、経営の根本理念や哲学を見直す機会となります。

また自身の疑問に、同じ立場であるソウルメイトが、真剣に考え議論し、意見をくれます。普通の経営問答との違いは、判断基準が稲盛経営哲学にあるところです。稲盛和夫氏ならばどう考え、どう判断するのか、稲盛経営哲学に沿った答えを真剣に考える会です。
経営問答の重要性
1.思考の深化と視野の拡大
経営問答では、問いを通じて自分の思考や価値観を「深掘り」します。
表面的な課題ではなく、その背後にある本質的な問題(例:理念、信念、人間観)に迫ることができます。
例:Q「利益が出ないのはなぜか?」
→ A「売上やコスト以前に、会社としての使命を見失っていないか?」
2. 自己認識と自己変革の促進
問答は鏡のように、自分の弱さや未熟さを浮き彫りにします。
その中で、経営者自身が「自分をどう変えるか」を自問自答し、成長につなげることができます。
3. 実践的知恵の継承と共有
経営問答は、実際の経験をもとに行われます。抽象的な理論ではなく、「現場で使える知恵」を伝える手段です。経験豊富なソウルメイトの考え方が、次世代に対話を通じて継承されていきます。
4. 経営理念や哲学の体得
成功する経営者の多くは、「経営哲学」を持っています。
経営問答を通して、稲盛経営哲学の理念・信念・価値観に触れ、自らの経営哲学を築くきっかけとなります。
5. 孤独な経営者への内省と支援
経営者は孤独な立場です。経営問答は、他者との対話を通して孤独を乗り越え、悩みを言語化し、解決の糸口をつかむ場でもあります。
フィロソフィ勉強会
企業はトップの器以上に大きくならない
稲盛和夫氏の哲学の中核をなす、人生をより豊かに生き、幸福を得るための方程式「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」があります。このうち能力と熱意は、それぞれ0点から100点まであり、これが積で掛かることにより、能力を鼻にかけ努力を怠った人より、自分には普通の能力しかないと思って誰よりも努力した人の方が、はるかにすばらしい結果を残すことができます。これに考え方が掛かります。考え方とは生きる姿勢でありマイナス100点からプラス100点まであります。考え方次第で人生や仕事の結果は180度変わっていきます。

従いまして、トップの考え方によって企業の栄枯盛衰が決まるといっても過言ではありません。フィロソフィ勉強会は主に稲盛和夫氏の著書、京セラフィロソフィと過去の稲盛和夫氏のご講演映像を基に開催しております。京セラフィロソフィについては、全78項目のうち数項目を抜粋し、自社の経営にあてはめて成果や課題を取り纏め、同じ立場であるソウルメイト同士で真剣に議論することにより考え方を高める会です。
過去の稲盛和夫氏のご講演については、皆で映像を拝聴した後、各々の感想を出し合い議論することで自身の捉え方だけではなくソウルメイトの捉え方も知ることができ、多くの気づきや学びを得ることができる会です。
会計
会計なくして経営なし
「会計がわからんで経営ができるか」 稲盛和夫氏の著書「稲盛和夫の実学 経営と会計」のまえがきに記された言葉です。稲盛氏は折に触れ、経営における会計の大切さを説かれ、会計を理解せずに経営を行うことは、羅針盤なしに航海するようなものだとおっしゃっていました。

稲盛氏の説かれる稲盛会計学は、単なる理論ではなく、京セラやKDDI、JALの再建といった実際の経営現場で培われた「実学」であり、その根本には「人間として何が正しいか」という経営哲学があるのです。つまり、稲盛会計学を学ぶことは、単に会計の知識を得るだけでなく、「自分の会社をもっと良くしたい」という我々の想いを実現するための実践的な知恵と哲学を身につけることにつながるのです。ともに学んでまいりましょう。
その他
新年会・望年会・講師を招いての特別例会・世界大会・西日本合同勉強会など